どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

自問字答

人間は。

人間が、どういったものなのか、わたしは知りたい。ずっと、そう思ってきたような気がする。そう思っていろんなことをしたり、あるいはしないことにしてきたような気がする。 人間のつくったものでそれがわかる場合もあるし、人との触れ合いでわかることもあ…

無能であろうとする呪い

私には、無能であろうとする呪いがかかっていたと思う。無能になることでいろんなことを回避しようとしていた。例えば、期待されることだとか。 アドラー心理学では、「無能の証明」というのは問題行動の最終段階なのだそうだ。自ら無能になることで、問題加…

信頼したいと捉われていたこと、そして信頼する、ということ

人を信頼したい、って話だった。 自分の中にウロのように、私をいじめていた人たちを信頼していたかったし、信頼したかったという気持ちがずっとある。そのことを、今日は書きたい。 過去を思うとき、私は可能性の中を生きている。あぁだったから、いまこう…

世界中の誰をも、信頼したらいい

どうして、自分は人を信頼できないのだろうと、思う。しないようにしているからできないのか。しないことを何かの目的からしているはず。 ひとりでいることに、恍惚しているのか。心地良いのだろうか。寂しくはないのだろうか。 自分に起こった不当について…

気に入られることに、折り合いをつける その4

世の中の人を敵として扱うことを前提としている節があって。それを、みんなとりあえずは味方なんだ、って思えたら、たぶん今よりずっと生きやすくなる。 たぶん、性善説とかそういう話ではない。 例えば、病院の看護師さんとか医師とか、それから、仕事とし…

気に入られることに、折り合いをつける その3

人に気に入られることについて、最近は考えていて。 自分でも気がつかないうちに人として扱われないように自分はしてしまっているのかな、と思った。 そうすると、いいことがあるから、きっとそうしているんだと思うけど。 というか、まずは悩みとして人とし…

気に入られることに、折り合いをつける その2

気に入られることに罪悪感を持つってことを、このあいだ書いたんだけど、なんか、まだ違和感があって。本当には自分を認めたいし、認められたいのに、罪悪感を持つフリをしているのではないか、と。そうやって、自分を慰めているし、自分に言い訳しているに…

気に入られることに、折り合いをつける その1

人に好かれることは、縁の歓びであるはずなんだけど、それは、観念としてはわかるけれど、実感としてはわからない。それは、人間がどんなに尊いものなのかってこととたぶん繋がっていて、だから、ぼくは人と接することを当たり前だと思ってる(そして、どう…

ぼくたちは期待して生きている

見たいものに、見たいものを、みてしまう。 そのみたものは、その人の人生こそが切り出したものだ。 人はこの世界にあるもののなかに、自分の見たいものを見い出す。 美しさも、醜さも。 そうあってほしいと思って、わたしたちは見ている。 感じたいことを感…

「楽」と「楽しい」について

結局のところ、楽になろうとしているだけだった。死ぬのも生きるのも同じ。構って欲しいのもそう。独りになりたいのもそう。その瞬間に楽になろうとしているだけだった。 ここ最近のことで、自分を楽しませようと積極的になったことって、ほとんどなくて。た…

モテと権力

モテることによって、優越感を得るという人がいる。たぶん、ボクもそうかもしれないし、多くの人がそうなんだろう。モテるという肯定感に勝る心地よさって、そうはないから。 モテることは、権力なんである。それによってモテない人に対してマウント取るって…

おもってたよりも、ずっとずっとみじかい生

忍び過ぎた恋は、当然のように浮かばれず、かなわず、ぼくの中にウロのように留まってしまっている 物や思ってしまっているのだから仕方がない、と、開き直っても、どうせ仕方がなくて、ただ悶々としている 私に問う人もない ただ自分の中に起こってくること…

二度と会えないひとに対する浮かばれない妄想について

わたしのあたまの中の彼女が、今なにをして、なにを想っているかと、想像することはできる。だけれど、それらがすべてわたしの妄想に過ぎないことも当然わかっている。 わたしが彼女を想っているように、彼女がわたしのことを想ってくれているとは限らないし…

もっともっと自分を困らせる

諦めているというよりは、困っていないということが問題のような気がしてる。 そういう風に思うようになったのは、あるファッションについての言葉を何かで読んだからだ。つまり、ファッションに興味がわかないのは、「場」に興味がないからだ、というはなし…

自分の人生を生きること

わたしはぜんぜん現状に抗っていない。いま現在の自分を諦めてしまっている。ある種、今の自分に対して甘えている。そういう状況になったすべての事象や人の思惑や意図や自分の意思の弱さに甘えている。自立心・自律心がないともいえる。何もかもを受け入れ…

敗者は、自分から選んで敗者になる

私は、あるとき私に罹った劣等感に勝てなかった。そして、劣等感を回避するのに、私にとってとても残酷な方法をとってしまった。 誰も私の人生に深く関与しようとしないことに、私は打ちひしがれていた。様々な人々に翻弄されることにも嫌気が差していた。 …

できるかぎり幸せであるように

わたしの生きにくさは、いろんな要素をはらんでいるはず。わたしはわたしを活かせないことにやきもきしている。いま自分がまったく幸せではないことにジレンマを感じる。どうあっても、人は誰でも幸せにあるべきだ。 人は自分を、どう考えたっていい。その自…

なにかを為すこと

なにかを得ることよりも、なにかをする、なにかを為すことのほうが、ずっと生産的で、人の役に立てて、心が穏やかになるのは、それが人に与える、ということだからだ。なにかを得ることは、得た時点ではほとんどなにも生まない。ただ自分が満たされるという…

愛するきかい

ただ、自分は不幸だ、とひとりで声高に叫んだとしても、それを本当に聞き入れる人はいない。ただ、自分が不幸に落ちていくだけなんだ。 不幸にどれだけ抗っているかというと、たぶん、そんなことはなくて。ただ、自分のことをかわいそうな人として扱って欲し…

こころが通うということ

人には、脳みそだけではなくて、心だってあるのだって、最近になってやっとわかった。心が通うから人は瑞々しくいられるし、自分を保っていられる。いきいきと生きることができる。心が通っているとわかるから、独りだとしても、寂しく感じないかもしれない…

「そうなっている」と書かずにそれを書く

あの人のことなら、なんだって知りたかった。 あの人がどういうことを好きで、どういうことを美しいと思うのかについて。 あの人がどういう人を好きになるのかを。ぼくのことをどんなふうに思っているのかも。 ぼくをどうするつもりなのかも。ぼくと、どうす…

人が罹りうるいちばん美しい病

もう、何をしたって、満たされることがないという予感。人生を悲観してしまっている。彼女のことをずっと想っている。 彼女のことを想うことで、自分をごまかしているのかもしれない。誰かに依存することで、自分をなんとかやり込めているのではないか。彼女…

恋を何年休んでますか

彼女には、ぼくを誘う方法も理由もない。 ぼくにも、彼女を誘う方法もないし、理由もない。 ぼくたちには、互いに誘う理由はない。 彼女がぼくに思わせぶりなのは、なにか理由があるのかもしれない。 ぼくは彼女に確かに惹かれている。 でも、それさえも治療…

グッとくることによって生きている、わたしというグッとこない人

生きている意味なんて、おそらくないんだろう。それでも、楽しみのために生きいているような気がしている。よもや、子孫を残すために生きるつもりもなくて、ただ、生きているから生きているだけなのだ。 生きることの楽しみはなんなのかって、「人間を感じる…

ことばを発すること

ちょっとしたことばを発するだけで それは、叶えられるべき欲求、 あるいは助けて欲しいという叫びとして 受け取られてしまったりする。 それはときにワガママとして捉えられ、 あるいは、その要求をさえ歓びとする人もある。 人は口で夢を語ることも出来れ…

やめること、それから始めること

ほとんど誰にでも、なにかを始めるきっかけがある。 それは、興味・関心の成れの果て。 ほとんど誰にでも、“新人”のときがあった。 それは、成長過程の端緒である。 人はいつかなにかを止(や)めてしまう。 その歩みや、その有り様を。 その人、本人の意思に…

誉められるということ

自分では、なんでもないようなことだとか、大して何も込めていないことについて、誉められることが昔から苦手だった。例えば、人に気を使うだとか。丁寧に何かをするだとか。仕事を把握してやっていくことだとか。容姿とか顔とか。 そういうことを誉められる…

「ことば」の溺れる時代

この世界にあふれている、「ことば」。 この地球の歴史上、いま、この時にこそ、「ことば」を使う生物個体が一番多い瞬間だろう。 ネットも含めた、公になっている「ことば」だけでも、こんなに繁茂したことはない。 でも、これだけ過多になって、「ことば」…

主体的に幸せであるということ

ぼくは、今まで、主体的に幸せであろうとしたことがなかったような気がしてる。なんだか、そんなことに気がついた。気がついてしまった。 ずっと、何かに救われたいと願っていた。誰かが救ってくれるんじゃないかと、他力本願だった。自分で、自分を、幸せに…

きれいなことば

一生を共に過ごすのなら、「ことばのきれいなひと」がいい。 それはもちろん声がきれいな人という意味ではない。言葉遣いが綺麗という意味だけでもない。 そのひとの想うことを、きちんとひとに伝わるようにことばにできるひとのことだ。或いは、伝えようと…