どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

この盃、かわしておくれ。

 みんないつかは退場する。
 きみがいなくなったなら、ボクはまだ一人のままだろう。
 きみがいても、ボクが一人でなくなるわけではないけれど、
 なんとなく、寂しくはある。
 きみは旅立つのだ
 大人から、壮年、老年となって
 やがて退場するときまで、どうか幸せであれ。
 苦しみのない、平穏な、幸の多い、人生であれ。
 行く道には、暗いときもあれば、明るいときもある
 伴侶のあったことを噛み締めるがいい
 ボクは僕の道を往く。
 大丈夫。ボクは強いから。強くあろうとするから。きみの手はもう借りない。頼らない。
 これからは、ボクは一人であるいは、他の誰かと生きるだろう。
 生きることに、別れはつきものだ。
 さよならだけが、人生だ。この盃、かわしておくれ。花に嵐の例えもあるさ。