どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

生きねば

 肺に入ってくる空気は少なく感じられ 横隔膜は今日も緩い
 しばらくは 走れないだろう 体力はきっと落ちていて またすべてやり直しだという気の重さ
 考えることもあるけれど なんとかなることは なんとかなるし なんともならないことは なんともならない
 精魂込めて 頭をひたすら働かせて やり尽くすことでしかない
 この 世界中の誰よりも たくさん考えて具体的に行動したのだ という自負以外に わたしを落ち着かせる思いはない
 そして それは持続可能であるべきで 時間的 金銭的 肉体的 精神的 に無理が生じるようでは ダメなのだ そういった 余裕を失うようでは ダメなのだ
 情けないハーモニー そんなもの 誰も聞きたくはない
 ぼくたちは 美しいものを 見たくて 聞きたくて うずうずしている
 ぼくらは うつくしいモノを 作りたいと 日々願っている
 ちょっと 凝っているモノを作ると 粗くて それで 情けなくて
 それを ぼくらは 互いに見て見ぬふりしている あるいは 互いに正当化している
 いびつな関係が うつくしくあるためには どうしたらいいのか いつも考えている
 
 肺に何か異常があるのではないかと 疑っている
 息が苦しいのだ 恋なのではないか これは 恋の病なのではないか 恋であってほしい 恋であれ
 
 風が吹いている 生きねば