どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

絵をマスターする方法を通して

 今日友達と行なった勉強会のまとめです。
 『絵はすぐに上手くならない』成冨ミヲリ著(彩流社)を読んで自分なりにまとめたものです。絵を描くことをうまくなりたいというよりも、絵を描くことがうまくなるための方法論を学ぶことで、他のことに活かしたい、活かせるのでは、と思ってこの本をまとめることにしました。
 たくさん描けば自然に上手くなる、とよく聞くけれど、どうしたら絵はうまくなるのだろうか、ということを体系だって書かれている本です。描くということを分解・分析してどのようにトレーニングしていくか、は他のことにも応用が利くとぼくは思います。心の持ちようなどにも触れているので、特にそこを強調したい。絵が上手くなる、という誤魔化しの効かない方法論を通して、学んでいきたい。あらゆる表現・職能に応用の利くことだと思います。
 それでは本題に入っていきます。このブログエントリーに書いてある「絵」という言葉を他の言葉に適宜置き換えて、自分のしたいことにスライドさせて考えることを目的としていますが、ここではとにかく絵のことについてだけ書きます。悪しからず。それはつまり、このエントリーを読んだあなたが自分のしたいことをどのくらい知っているのか、ということでもあります。不親切ですね。すんません。

そもそもなぜ絵を描くのがうまくなりたいのか

  • 好きだから
  • 仕事で使うから
  • その他

絵を描くことは、目的なのか、手段なのか?
それぞれに合ったうまくなりかた、というか到達点がある。
 自分のイメージを人に伝えるのでよければ、簡単で良いが、しかし頭の中にある形を正確に描ける必要がある。
 美術としての絵、漫画としての絵、イラストの絵など、みんな到達点は微妙に違う。何を自分は目指したいのか、ということをはっきりさせること。
 絵を描くということを闇雲にやるより、きちんと分解すること。絵の上達の話になると根性論を振りかざす人がいるが、それは違う場合もある。すぐにうまくなる部分とそうでない部分とある。方法はいくらでもあるということを知るべき。

絵を描くことはどういうことか分解する

  • 記号を書けば済む
  • 美しい絵が必要

 →自分には何が必要なのか、ということ

きちんと意図を持って毎日描けば、必ずうまくなる
 →字は毎日書いてもうまくない人もいる

 どうせうまくならない、と卑屈になったり、言い訳したりすることは、うまくなる最大の敵。逃げ腰の自分は消すべき。
 →具体的に達成することを想像するとよい。

きちんと意図を持って毎日描けば、必ずうまくなる(2回目)

絵が上手いことの定義・達成するべきことはみんな違う

  1. テクニック的にうまい
  2. 物の形を知っている

 描いた絵を見て、うまいと思うのはこの二つに依っている。

絵が描けないのは、どこに問題があるのか

目→脳→手

の受け渡しで人は絵を描いている。上手く描けないとしたら、このどこかに問題があるのでは。

脳→手

運動神経(筋トレのようなもので改善)

目→脳

見えていないものを描くことはできない。
逆に、見えすぎるのもよくない。描き込みすぎてしまう。
 →バランスの良い絵を描くために、描くものを脳で選択することが必要。

作品製作はすぐに始めること

「技術を習得してから」と言っても、技術の習得には一生かかる。作りたいものを作りつつ、問題点があればその都度勉強する。必要な要素を重点的に学ぶ方が、より効率よくトレーニングを積める。

うまく描けないことを実感する

 うまく描けないのだからトレーニングするのである。描けない自分から逃げないこと。誤魔化さないこと。

目で見て描くトレーニング

 最終的に頭の中の世界を描くことが目的
 その上、様々な形状を覚えることができる
  ・立体を平面に
  ・平面をそのまま描き写す

絵を描くということを分解すると

イデア出し

たくさん出るか、質は高いか

オリジナリティ

生来の感覚的個性
研究による独自性

形状ストック

形をたくさん知っている、覚えている

構図構成力

全体を見てバランスをとれるか

形を取る力

すばやく形を取る、自分で形を直せる、図学の知識

立体を把握する(空間認識力)

光と陰を熟知している
立体を把握している

テクニック

線を自由に扱えるか
強弱、スピードなどもコントロールできるか

完成させる力

自己管理できるか

長所を伸ばすか、短所を克服するか。自分の長所と短所を知り、どう伸ばすかということ。
 どの能力も平均的に高くするか
 長所を伸ばすことで強みを持つのか
  →色々な仕事をしたり
   強いジャンルを持ったり
何をトレーニングしているのか、明確にしておくこと

 何かをやろうという時に自信がないのが一番の敵である。最初から自信のある人なんていない。やろうと思った以上、どこか小さな自信が眠っているはず。小さな成功体験あったはず。

 自信がつく→鼻っ柱を折られる→自信がつく

の繰り返しである。
 誰でも必ず持っている「感性」というものを自覚し、技術を持って形にできる(はず)。
 自信がない人はコミュニケーションが苦手なことが多い。
人に必要とされたり、
賞賛されたり、
比較されたりすることで
徐々に自信がつく。

 とにかく経験をたくさん積むこと。人間力が感覚を磨いていく。

 きちんと意図を持って毎日描けば、必ずうまくなる(3回目)

以上でこのまとめはおしまいです。気になった方は、ぜひ購入して読んで見ることをお勧めいたします。この本には具体的なトレーニング方法がたくさん書かれています。絵を描くことにおいては、そこが肝です。それにしがみついていけるか、というところ。それは倒す相手ではなく、絵を描くためのとても素敵な味方です。
 最後にもう一度強調しますが、絵をマスターする方法を通して、自分のしたいことをどう分解・分析し、トレーニングを積んでいくか、と、応用していくか、だと思います。何を読んでも学ぶ人は学ぶし、感じる人は感じる。この本にはいろんなことに応用の効くことがたくさん書かれています。是非に。