どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

仕事をするにあたって、最近考えたこと

 自分の本性を出したからといって、それだけで人がぼくを見損ねるということは、たぶんない。特にある程度信頼してもらえている人には、そんなに簡単に揺らぐようなものではなくて、何かの間違いなんじゃないか、とか、あるいはこういう部分も持っている人なのだ、と思われることもあるはず。信頼の度合いや性質とか、愛着の深度とかにもよるんじゃないか。
 こうして働き始めてから、こんなに自分が人懐っこくて社交的であると自覚するようになった。会社には人と全然コミュニケーション取れない人も多い。そういう人なのだと思っているけど。そういう自覚についてはまた書く機会があったら。
 必ず自分がしたことは陽の目を見る日が来る。自分からそうしているなんて、あるいは努力しているなんて示す必要なんてまったくない。自分で努力しているという意識のある努力なんて努力のうちに入らない、とも言える。それは、人に見せびらかすための「見栄」でしかない。やってたら、それだけでわかる人にはわかる。隠す必要もない。やったことをこれ見よがしに示す必要もまったくない。ただそうあったらいい。
 失敗を恐れて何もしないことは、自信を失わせるだけ。一人相撲していても仕方がないし、どんどんやっていったらいい。
 優先順位をつけて実行していくことが苦手だと思っていたけれど、とりあえずの解決策を考えた。頭の中で優先順位を立てようとするのがそもそもの間違い。全部書き出して、視覚化してしっかり検討するべき。それをサボるからうまくいかないんじゃん。頭の中でなんとなくやろうとするな。それだと、思いついたことをただやるだけになる。何も検討していないことを実行することになる。それでは頭がいいつもりのバカなのだ。
 ダメな時は全然ダメで、良いところはあるのかなぁ、って感じを自分で自分に持っている。
 何かを理解することはとても好きだけれど、タスクを実行することについてはときどき間違いを犯してしまう。特にこの1、2ヶ月はそれが顕著になっている。気が抜けているのか、もともとそういう人間なのかはわからない。ベタに配線をつけ間違えたり、そもそもつけていなかったりがあった。とにかく間違えそうなところを徹底的に確認する以外にない。注意不足であることは明白なのだし、だんだんと間違いそうやな、という勘所が働いているのでは(それすらも勘違いなのか?)。集中できていないわけでもないのだけど、注意欠陥みたいなことなのか、単に確認不足なのか。とりあえずは注意深くやっていく以外にない。タスクのない仕事はあり得ないのだから。理解するだけで仕事になったらいいんだけど。勉強は意欲さえあったらいくらでもなんとでもなる。プログラミングも楽しいので心配は何もない。
 人の評価を自分の評価としないこと。人に評価されたことだけが自分自身の評価ではない。人からできる人と惑わされて、できないことまでできると思い込んでいる人間ほど始末に負えないニンゲンはいない。できないことはできないのだから。できると思われてしまっているのであれば、できないこと、わからないということをきちんと示さないとダメ。判断できないことは、判断できる人に委ねないと時間の無駄である。自分が成長したり理解することには仕事としての意味などまったくない。
 お給料をもらって勉強したり、経験を得たり、技術を習得していることについては本当に運が良かった。怖いくらいに良すぎる。それは自分の学歴だったり、意欲だったり、あるいは人格なのだろうか、なんて書くとまた自惚れるのかな。とにかく運が良かったし、そういう状況にいられることは、どこにでもあることではないし、誰にでも起こりうることではないかもしれない。自分が特別だというわけではなくて、本当に運が良かったとしか言いようがないし、それをつかめている自分で良かった。
 自分でそうするという価値があるのかどうかもわからないことを、自分の判断でやらないこと。それを実行できるとわかっている方法があるのなら、それに従ってやったらそれで済むはず。そのことにそんなに時間をかける意味がない場合もある。価値のないことをしてしまうことは、仕事ができるとは言わない。成果を上げることが仕事。
 自分のやり方でやろうとすることは、人の足を引っ張っていることにもなりうること。
 誰も、この人はできるのかもしれない、ということに、反意を示せない。このまま信頼を失い続けると、仕事が立ちいかなくなるだろう。自分なりのやり方や自分の考えでやってうまくいったとしても、今の自分の経験や知識だけでは、ただ偶然にうまくいったというだけに過ぎない。
 わたしはM山さんとH田さんの力になりたいのだ。そのことを第一に考えるべき。自分のできることを増やすことは、仕事ではない。そうできることはありがたいことだけれど。仕事とは、成果を上げること。
 少なくとも、M山さんはわたしを信頼してくれたはず。H田さんもそう。それに報いていたい、応えていたい。
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 やるべきことをきちんとやっていくべき。大事なのは成果でしかない。
 良い人と思われたって仕方がないし、仕事ができると思われることよりも、きっちり仕事ができる人であるべき。それこそが、信頼されるということなのではないか。
 信頼があれば、報いるチャンスはこれからもあり続けるはず。