どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

“それ”に含まれうるもの

 一編の詩を書くのに
 どのくらいの言葉が含まれているだろう
 本なら何冊ぶんだろう 人生なら何生ぶんだろう
 一つのお話をつくるのならどうか
 何百層にも複雑に重なりあった
 言葉や意味や概念や、あるいは誰にも知覚されることのないなにか
 そういうものが、一編の詩に 一つのお話に 在って
 映画ではどうか
 そこには何枚の絵が入っているだろう
 あるいは人生なら、
 宇宙がいくつ入るだろう

2018.12.09 友人のBirthday LIVEに寄せて