どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

やっぱり、あれは神様だった。

 来たことのある場所
 嗅いだことのある香り
 眩んだことのある光
 触れたことのある心持ち

 それを経験したはずなんてないのに
 なんだかそう感じてしまうこと

 初めて恋に落ちたとき
 それが初めてではないことを、ぼくは知ってた
 こういう気持ちになったことが以前にもあったと、そのときに思ったのだ
 それは、まぎれもなく恋の手触りだった

 人を愛することにいつまでも慣れない
 でも、心の振動はいつも同じ
 太古の、オキアミだったときから

 あのときに見た光
 やっぱり、あれは神様だった。