どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

再会と落涙

「ただ、会ったというだけで、涙を流してくれる人がこの世界にいると分かっただけでも、ボクはうれしいよ。生きていてよかったよ」 そのまま彼女はこちらを見ることもせずに泣いたままだった。ぼくは続けた。 「だから、泣くのをやめて? 笑顔を見せて。久し…

書くことで自分をよくしたい

日々の楽しみは、文章を書くことくらいになってしまった。それも、そんなにいいことでもないし、ただ惰性でやっているだけのような気がする。気がつくとノートに何か書いていて、それがうまくいくというわけでもなくノートが嵩張っていく。やりたいことなん…

雨のにおいと傘

雨なんて降っても、休めるわけでもないのに、こうして雨の匂いがするとなんだかうれしい。学生時代の部活で、雨が降ると練習が楽になるのを体が覚えているのかもしれない。 どちらにしても、いい匂いでわたしは好きだ。この匂い。梅雨のこの時期の匂いって感…

どこにでもいる僕たちなのに

「なんでこんなことすんの!」 「別にー、理由なんてないよ」 「はァ?」 こんなに怒られては、とても怒った顔を見てみたかったから、なんて言えない。居心地が悪いまま、ぼくは笑顔をうすら浮かべている。どこにでもいる僕たち。 「もう、次やったら怒るか…

生きる その百八番目のし

いつも消化できない、書ききれないなにかを抱えている たまに書いても、どうにもまとまらず、人の目に触れることも、その必要もないものが出来上がる この世界の、人の目に触れているもの、そうなるべきもの 自分自身にさえ、わたしはそれを躊躇してしまう …