どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉の習得を通して、言語を学ぶ

今日実施した、友達との勉強会をまとめたものです。 今回の題材は『ちいさい言語学者の冒険』広瀬友紀著(岩波書店)という本です。子供達が日本語を学んでいく過程を通して、日本語の仕組みの不可思議さがわかるかもしれません。 導入 「おんな」+「こころ…

忘れないわ

こんなことってあるだろうか。 同棲している彼女が突然よく解らないことを言い出した。どうもぼくが誰なのか解らないみたいだ。ただ家に帰りたいと言う。ここが家だよ、と言っても反応は薄い。 「あなたは誰かしら? この部屋に住んでいる人? わたし、自分…

書くことを諦めること、自分を偽ること

どんなに自分に嘘をつこうとしたって、言葉にはどうしても現れている。それをしたくて仕方ないことが、それをしていなくては生きている意味がないなんて大袈裟だけれど、どうしても、自分を偽ることができない。 どんなに自分について見て見ぬ振りをしても、…

あきらめるということ

何かを諦めつつあるのだけれど、何を諦めようとしているのか、自分でもよくわからないでいる。諦める感覚をここ数日ずっと感じていて、そのやり切れなさは、自分にとってしんどいものではあるのだけど、何をどういう風に諦めつつあるのか自分でもわからない…

心の傷に気をやって疲れているすべての人へ

傷ついたことがある、なんて、言っていても仕方がない。みんな当たり前にそういうものを抱えている。自分だけが不幸だなんて、傲慢なのかもしれない。均等にではないにせよ、みななにかしらの不幸を持っている。どんな状況だとしても、不安を感じている人も…

晴れやかな気持ち

わたくしの心がひりひりしていた頃に読んだ本、聴いた音楽、観た映画。それらはわたくしを救ったというよりも、感化してくれていた。そういうものを堪能していたというよりも、ヤケドにぬりつける薬みたいだった。痛んだ皮膚はそれまでよりも分厚くなる。 わ…

木漏れ日の差すなか、その根元で眠っているひとの美しみ(「他にはかえがたいうつくしさ」を改変して改題)

“木”という言葉を読んで思い浮かべる木は、地球ができてから生まれたすべての木を指すことができるかもしれないけれど、ぼくがいう“木”はこの、君がすやすや寝ている“木”以外ではない。この、名前も知らない木の根の元で寝ている君を陽の光から微かに守って…

他にはかえがたいうつくしさ

当記事は、以下のリンク先に改定し改題されております。そちらも是非ご覧いただければと思います。 110-shine.hatenablog.jp “木”という言葉を読んで思い浮かべる木は、地球ができてから生まれたすべての木を指すかもしれないけれど、ぼくがいう木はこの、君…