どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

恋を何年休んでますか

彼女には、ぼくを誘う方法も理由もない。 ぼくにも、彼女を誘う方法もないし、理由もない。 ぼくたちには、互いに誘う理由はない。 彼女がぼくに思わせぶりなのは、なにか理由があるのかもしれない。 ぼくは彼女に確かに惹かれている。 でも、それさえも治療…

プレイリスト

「じゃあ、次はこの曲、きいて」 「ん」 彼はあくまで素っ気なく女の子からイヤフォンを受け取る。女の子は自分の好きな曲を彼にきいてほしくって、こうして肩をならべて喫茶店に座っている。彼にきいてほしい曲は耳を通さなくてもどんな音なのかはもちろん…

グッとくることによって生きている、わたしというグッとこない人

生きている意味なんて、おそらくないんだろう。それでも、楽しみのために生きいているような気がしている。よもや、子孫を残すために生きるつもりもなくて、ただ、生きているから生きているだけなのだ。 生きることの楽しみはなんなのかって、「人間を感じる…

ことばを発すること

ちょっとしたことばを発するだけで それは、叶えられるべき欲求、 あるいは助けて欲しいという叫びとして 受け取られてしまったりする。 それはときにワガママとして捉えられ、 あるいは、その要求をさえ歓びとする人もある。 人は口で夢を語ることも出来れ…

やめること、それから始めること

ほとんど誰にでも、なにかを始めるきっかけがある。 それは、興味・関心の成れの果て。 ほとんど誰にでも、“新人”のときがあった。 それは、成長過程の端緒である。 人はいつかなにかを止(や)めてしまう。 その歩みや、その有り様を。 その人、本人の意思に…

誉められるということ

自分では、なんでもないようなことだとか、大して何も込めていないことについて、誉められることが昔から苦手だった。例えば、人に気を使うだとか。丁寧に何かをするだとか。仕事を把握してやっていくことだとか。容姿とか顔とか。 そういうことを誉められる…