どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「ことば」の溺れる時代

この世界にあふれている、「ことば」。 この地球の歴史上、いま、この時にこそ、「ことば」を使う生物個体が一番多い瞬間だろう。 ネットも含めた、公になっている「ことば」だけでも、こんなに繁茂したことはない。 でも、これだけ過多になって、「ことば」…

目のさよなら

どの瞬間が、その子と目の合った最後だったのか、思い出すことのかなわない別離。 どんなに素敵だと思っていても、それを口にしなくては、伝わらない。今は目の前にいたとしても、いつかはいなくなってしまう。 その子が目の前からいなくなったら、思うだろ…

自分を幸せにしようとすること

ひとはふつう、自分を幸せにしようとするものなのか なんとなく なんとなく はしっていたけど やっぱりそうなのか だから、幸せにしてもらっているひとを見ると複雑な気持ちになっていたのか そんなこと、当たり前のことなのかもしれない でも、なんだか、そ…

老後の鼎談

その、写真に収められた彼女の笑顔が輝いているのは、彼女を撮っているあいつのことを見つめているから。あるいは、目だけではなくこころで。 人を思う気持ちは、簡単にわかってしまう。だけど、当の本人にはわかっていなかったりする。彼女が、こんな顔をす…

主体的に幸せであるということ

ぼくは、今まで、主体的に幸せであろうとしたことがなかったような気がしてる。なんだか、そんなことに気がついた。気がついてしまった。 ずっと、何かに救われたいと願っていた。誰かが救ってくれるんじゃないかと、他力本願だった。自分で、自分を、幸せに…

最期の床にて

あなたと出会ったとき、今までぼくに起こったすべて、ぼくが考えたすべて、そして行動したことのすべての訳がわかった。 なにもかものすべては君と出会う為だったのだ。 高三の夏にふとジャズのCDを買ったことも、大学生のときに本屋で働き始めたことも。 一…

きれいなことば

一生を共に過ごすのなら、「ことばのきれいなひと」がいい。 それはもちろん声がきれいな人という意味ではない。言葉遣いが綺麗という意味だけでもない。 そのひとの想うことを、きちんとひとに伝わるようにことばにできるひとのことだ。或いは、伝えようと…

どぶねずみに捧げる詩

自分のことをよく知らない人にどう思われようと気にしないのは、 あなたが強いからではなくて、 自分の弱さをさえ、知ろうとはしないから。 自分自身を知ろうとしない人のことを、 他人には知りようもないのです。 他人はあなたのことを、解釈したいように勝…

ひとがなにかを得るということ

「あなたは本を読み過ぎて 頭の中も 身体の中も “知恵”や“知識”でいっぱいね」 「でも、そこに、あなたの 頭や身体を通した“経験”はほとんどないでしょう」 「実際にやることと、できること、やれるつもりでいることは 違うのよ」 「やったらできるかもしれ…

たいていの恋は夢想

理想の相手を想定したところで、その相手は永遠に現れることはない。ただ目の前にある現実を“是”とするか“非”とするか、“非”だったけれどなおざりに“是”となったり、“是”だったけれどうやむやのまま“非”となるのを見て見ぬ振りをしたり。 “人類”は時代を追う…