どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2019-01-01から1年間の記事一覧

モテと権力

モテることによって、優越感を得るという人がいる。たぶん、ボクもそうかもしれないし、多くの人がそうなんだろう。モテるという肯定感に勝る心地よさって、そうはないから。 モテることは、権力なんである。それによってモテない人に対してマウント取るって…

おもってたよりも、ずっとずっとみじかい生

忍び過ぎた恋は、当然のように浮かばれず、かなわず、ぼくの中にウロのように留まってしまっている 物や思ってしまっているのだから仕方がない、と、開き直っても、どうせ仕方がなくて、ただ悶々としている 私に問う人もない ただ自分の中に起こってくること…

二度と会えないひとに対する浮かばれない妄想について

わたしのあたまの中の彼女が、今なにをして、なにを想っているかと、想像することはできる。だけれど、それらがすべてわたしの妄想に過ぎないことも当然わかっている。 わたしが彼女を想っているように、彼女がわたしのことを想ってくれているとは限らないし…

もっともっと自分を困らせる

諦めているというよりは、困っていないということが問題のような気がしてる。 そういう風に思うようになったのは、あるファッションについての言葉を何かで読んだからだ。つまり、ファッションに興味がわかないのは、「場」に興味がないからだ、というはなし…

自分の人生を生きること

わたしはぜんぜん現状に抗っていない。いま現在の自分を諦めてしまっている。ある種、今の自分に対して甘えている。そういう状況になったすべての事象や人の思惑や意図や自分の意思の弱さに甘えている。自立心・自律心がないともいえる。何もかもを受け入れ…

敗者は、自分から選んで敗者になる

私は、あるとき私に罹った劣等感に勝てなかった。そして、劣等感を回避するのに、私にとってとても残酷な方法をとってしまった。 誰も私の人生に深く関与しようとしないことに、私は打ちひしがれていた。様々な人々に翻弄されることにも嫌気が差していた。 …

できるかぎり幸せであるように

わたしの生きにくさは、いろんな要素をはらんでいるはず。わたしはわたしを活かせないことにやきもきしている。いま自分がまったく幸せではないことにジレンマを感じる。どうあっても、人は誰でも幸せにあるべきだ。 人は自分を、どう考えたっていい。その自…

なにかを為すこと

なにかを得ることよりも、なにかをする、なにかを為すことのほうが、ずっと生産的で、人の役に立てて、心が穏やかになるのは、それが人に与える、ということだからだ。なにかを得ることは、得た時点ではほとんどなにも生まない。ただ自分が満たされるという…

あえないはなし

【ぼーいの】 美味しいものを食べようとするたびに、あなたとこれを食べられたらいいのに、と思う。 良い音楽を聴くたびに、あなたはこれを聴いてどう思うのか、問いたい気持ちを抑えられない。 お気に入りの映画が増えるたびに、君とこの気持ちを同じ時間・…

愛するきかい

ただ、自分は不幸だ、とひとりで声高に叫んだとしても、それを本当に聞き入れる人はいない。ただ、自分が不幸に落ちていくだけなんだ。 不幸にどれだけ抗っているかというと、たぶん、そんなことはなくて。ただ、自分のことをかわいそうな人として扱って欲し…

こころが通うということ

人には、脳みそだけではなくて、心だってあるのだって、最近になってやっとわかった。心が通うから人は瑞々しくいられるし、自分を保っていられる。いきいきと生きることができる。心が通っているとわかるから、独りだとしても、寂しく感じないかもしれない…

贈ることのない恋文

何を書いたらあなたを楽しませることができるだろうかと考えて、あなたの楽しみのツボみたいなこと、あんまりよく知らないことに気が付きました。人格としてのあなたを好きだけれど、あなたの嗜好だとか、何を楽しいと思うのだろうとか、そういうことにはず…

「そうなっている」と書かずにそれを書く

あの人のことなら、なんだって知りたかった。 あの人がどういうことを好きで、どういうことを美しいと思うのかについて。 あの人がどういう人を好きになるのかを。ぼくのことをどんなふうに思っているのかも。 ぼくをどうするつもりなのかも。ぼくと、どうす…

プレイリスト:ReWrite

「じゃあ、次はこの曲、きいて」 「ん」 彼はあくまで素っ気なくわたしからイヤフォンを受け取る。自分の好きな曲を彼に聴いてほしくって、こうして肩をならべてコーヒーショップに座っている。彼に聴いてほしい曲は耳を通さなくてもどんな音なのかはもちろ…

あなたがぼくの現実であるということ

あなたに、ぼくの現実と成って欲しい。あなたを幸せにしようと、ぼくは思っていたい。思い続けていたい。あなたでなくてはならない。あなた以外に、現実なんてない。ただ、ただ、あなたとあなたから産まれてくる小さな人たちを、幸せにしていたい。小さな人…

人が罹りうるいちばん美しい病

もう、何をしたって、満たされることがないという予感。人生を悲観してしまっている。彼女のことをずっと想っている。 彼女のことを想うことで、自分をごまかしているのかもしれない。誰かに依存することで、自分をなんとかやり込めているのではないか。彼女…

恋を何年休んでますか

彼女には、ぼくを誘う方法も理由もない。 ぼくにも、彼女を誘う方法もないし、理由もない。 ぼくたちには、互いに誘う理由はない。 彼女がぼくに思わせぶりなのは、なにか理由があるのかもしれない。 ぼくは彼女に確かに惹かれている。 でも、それさえも治療…

プレイリスト

「じゃあ、次はこの曲、きいて」 「ん」 彼はあくまで素っ気なく女の子からイヤフォンを受け取る。女の子は自分の好きな曲を彼にきいてほしくって、こうして肩をならべて喫茶店に座っている。彼にきいてほしい曲は耳を通さなくてもどんな音なのかはもちろん…

グッとくることによって生きている、わたしというグッとこない人

生きている意味なんて、おそらくないんだろう。それでも、楽しみのために生きいているような気がしている。よもや、子孫を残すために生きるつもりもなくて、ただ、生きているから生きているだけなのだ。 生きることの楽しみはなんなのかって、「人間を感じる…

ことばを発すること

ちょっとしたことばを発するだけで それは、叶えられるべき欲求、 あるいは助けて欲しいという叫びとして 受け取られてしまったりする。 それはときにワガママとして捉えられ、 あるいは、その要求をさえ歓びとする人もある。 人は口で夢を語ることも出来れ…

やめること、それから始めること

ほとんど誰にでも、なにかを始めるきっかけがある。 それは、興味・関心の成れの果て。 ほとんど誰にでも、“新人”のときがあった。 それは、成長過程の端緒である。 人はいつかなにかを止(や)めてしまう。 その歩みや、その有り様を。 その人、本人の意思に…

誉められるということ

自分では、なんでもないようなことだとか、大して何も込めていないことについて、誉められることが昔から苦手だった。例えば、人に気を使うだとか。丁寧に何かをするだとか。仕事を把握してやっていくことだとか。容姿とか顔とか。 そういうことを誉められる…

「ことば」の溺れる時代

この世界にあふれている、「ことば」。 この地球の歴史上、いま、この時にこそ、「ことば」を使う生物個体が一番多い瞬間だろう。 ネットも含めた、公になっている「ことば」だけでも、こんなに繁茂したことはない。 でも、これだけ過多になって、「ことば」…

目のさよなら

どの瞬間が、その子と目の合った最後だったのか、思い出すことのかなわない別離。 どんなに素敵だと思っていても、それを口にしなくては、伝わらない。今は目の前にいたとしても、いつかはいなくなってしまう。 その子が目の前からいなくなったら、思うだろ…

自分を幸せにしようとすること

ひとはふつう、自分を幸せにしようとするものなのか なんとなく なんとなく はしっていたけど やっぱりそうなのか だから、幸せにしてもらっているひとを見ると複雑な気持ちになっていたのか そんなこと、当たり前のことなのかもしれない でも、なんだか、そ…

老後の鼎談

その、写真に収められた彼女の笑顔が輝いているのは、彼女を撮っているあいつのことを見つめているから。あるいは、目だけではなくこころで。 人を思う気持ちは、簡単にわかってしまう。だけど、当の本人にはわかっていなかったりする。彼女が、こんな顔をす…

主体的に幸せであるということ

ぼくは、今まで、主体的に幸せであろうとしたことがなかったような気がしてる。なんだか、そんなことに気がついた。気がついてしまった。 ずっと、何かに救われたいと願っていた。誰かが救ってくれるんじゃないかと、他力本願だった。自分で、自分を、幸せに…

最期の床にて

あなたと出会ったとき、今までぼくに起こったすべて、ぼくが考えたすべて、そして行動したことのすべての訳がわかった。 なにもかものすべては君と出会う為だったのだ。 高三の夏にふとジャズのCDを買ったことも、大学生のときに本屋で働き始めたことも。 一…

きれいなことば

一生を共に過ごすのなら、「ことばのきれいなひと」がいい。 それはもちろん声がきれいな人という意味ではない。言葉遣いが綺麗という意味だけでもない。 そのひとの想うことを、きちんとひとに伝わるようにことばにできるひとのことだ。或いは、伝えようと…

どぶねずみに捧げる詩

自分のことをよく知らない人にどう思われようと気にしないのは、 あなたが強いからではなくて、 自分の弱さをさえ、知ろうとはしないから。 自分自身を知ろうとしない人のことを、 他人には知りようもないのです。 他人はあなたのことを、解釈したいように勝…