どんなに高く飛ぶ鳥よりも想像力の羽根は高く飛ぶ

自分の"楽しみ"を書いて、自分だけが救われるんなら、それは言葉ではないんじゃないの。言葉は人のものでもあるんだから。

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

今日もどこかで雲が雨を降らせている

今日もどこかで雲が雨を降らせている。 雨なんて降る予報ではなかったのに、いつの間にかその予報も変わって、実際に雨が降っている。そうやって、天気に翻弄される人間がこの世界に一定数いて、そうやってまた、あぁと思っているのだろう。そのあぁ、には、…

どうせいなかった人

なんでかわからないけれど、ぼくなんてどうせいなかった、みたいなことを、折に触れて思う。誰かと接触したり組織に所属したりするたびに、接しはしたけれど、そもそもぼくなんてそこにいなかった世界線というのもあって、だから、いてもいなくても同じなん…

誠実さについて

私は恋愛対象についての不誠実さに本当に敏感すぎるのだと思う。みんな、もっと、うまくやっているんだろう。なんでこんなに誠実であるかどうかに過敏なのか自分でもよくわからない。嫉妬とも違う気がする。誠実な人がいいと、ずっと思っている。 翻って、自…

傷を埋めるパテ

彼女の恋の傷を癒すための、パテでしかどうやら僕はなかったらしい。いわば恋愛と恋愛の谷を埋める土砂。あるいは傷に擦り付ける薬の類。穴埋めパテ。 女なんて、という前にまずは自分の自惚を恥じるべきだ。自分という人間はそんなに価値のあるものだったか…

ぼくにあいた穴

君からの帰り道に、ふと、星をみつけた。 星なんてどこにでもあるなんて、ときどき思う。人だって、どこにだっていると思っていた。でも、そんなことはないって、やっぱり思う。自分が万全の態勢を整えていたって、昼間に見ようと思ったら、星はまぁ、見えな…